ゆでたまごという組織が生まれる前のおはなし


第12話「人に頼るということ」

 

組織をうまくまとめることができない。
それが、当時大きな悩みだった。

「リーダーはこれができなきゃ」…の気持ちがあった。しかもそれを実行できる能力がない自分。ずっと1人で抱え込んでいた。

いつもは、私が会議の進行をしている。が、
ある時、メンバーの1人に社長をやっている人が、会議の進行をしてくれる事になった。

彼は、大きく分けて3つの事をした。
①ホワイトボードにいつ、誰に、どう渡す?誰がどうやるか?と作戦図を書いていった。

②皆が話しあえるよう適当にグループを分けて各自意見を言える時間を設けた。

③意見を言う時間は1人何分。と指示。

今まで、自分1人で「進行しないと」の焦りで己の意見を一方的に話していた会議だった。…のが、この社長の進行で、会議は活性化した。

周りからしたら、「いやいや、会議の進行ってそんな事当たり前でしょ?」って思うかもしれない。

けど、何事も経験。
彼は、リーダーシップを見せてくれた。

これを見よう見まねでやっていって、自分なりにやる…と言うことも大事だけど、なによりも、人に役割をお願いする大切さを学んだ。

リーダーは、これが出来なきゃいけない…
ではなくてメンバーの様子を伺い、会を進行すれば良いという事に気づいた。(実践するのは難しいけれど)

 

かなえは、「人に頼る」を覚えた!

冒険の書を記録しますか?
▶︎はい
いいえ

冒険の書を記録しました。

 

次回、第13話「ゆでたまご」